その報せは、2015年9月30日の夜に舞いこんできた

僕は自宅でiPhoneをいじりながら、ツイッターのタイムラインをつらつら流し読みしていた。ひとつのツイートが目に入った瞬間、画面を動かしていた親指がピタッと止まった。

おお!マジか!!香港フェス、ニュー・オーダー出んのかよ!!!

思わず大声をあげてしまった。ヤべぇ。こいつはヤバすぎる…。
僕はすでに香港フェスClockenflap2015へ行くことを100%決めていた。ニュー・オーダー出演決定の報を受け、それが120%に上昇した。フェスのチケット、航空券、ホテルはまだ確保していなかった。それから慌てて取ったのは、いうまでもない。

そして、Clockenflap2015最終日。2015年11月29日21:30。

NEW ORDER @ HARBOURFLAP STAGE

ATUM STAGEでのバトルスが終わり、わずか3分でメインステージに到着。コンパクトなフェス会場は非常に移動が楽なのである。

21:35過ぎステージが暗転。メンバーが登場。超大歓声。まわりを見渡すと、とにかく欧米人が多い。どこの国にいるのかわからなくなるほどだ。

落ち着いた佇まいで演奏が始まる。前半・中盤はやはり10年ぶりの新作「Music Complete」からが中心であったが、「Crystal」や「Bizarre Love Triangle」といったフッキー在籍時の曲も。「Crystal」でバーニーがギターを弾きながらも合間合間で元気に腕を振り上げていたのが印象的だった。

NEW ORDER @ HARBOURFLAP STAGE

後半は往年のヒット曲を連発。「The Perfect Kiss」、「True Faith」。もうたまらん…。

新旧の曲を織り交ぜた流れを聴きながら思ったのは、フッキーがいた時のニュー・オーダーといえば、やはりあのメロディアスなベースラインが最大の売りのひとつであった。新作「Music Complete」との大きな違いはここである。しかしながら、現在のベーシスト、トム・チャップマンも昔の曲では「フッキー節」な演奏をこなしていた。そしてなんといっても「Music Complete」は新たなニュー・オーダーの序章といっても過言ではない粒揃いな曲が収められたアルバムである。
 

New Order@Harbourflap Stage #Clockenflap2015 Legendary. 無得頂。 Photo by kitmin

clockenflapさん(@clockenflap)が投稿した写真 -


そんなことを考えながらライブをを楽しんでいると、すでに終盤。時間が経つのがホントはやすぎる。近年大流行のEDMを意識したような、はたまたアンチテーゼとも思えるような尖ったシンセのフレーズ。なんの曲かわからずしばらく聴いていると…、「Temptation」きた〜!バーニー超ご機嫌で歌う。巨大なミラーボールもきれいであった。

メンバーがステージを去るが、ほどなくして再登場。そしてサクッとJoy Divisionの「Love Will Tear Us Apart」を演奏開始。
Forever Joy Division

もう十分満足…。いやいや、あの曲がまだだろ。

ドラムマシーンのキック音。これだけで、もちろんわかった。「Blue Monday」。この時、香港現地時間は23:00。日本時間は日付け変わって月曜日。なんという偶然…。
こうして僕の初・香港フェスが終わった。僕は「アゲェ〜ン♪」などと口ずさみながら、イアン・カーティス気取りで会場を去った。
EXIT Clockenflap



次回。【香港フェス】Clockenflap2015の総括を


Clockenflap2015開催概要

日程:2015年11月27日(金)〜11月29日(日)
会場:西九文化區(West Kowloon Culrtural District)
公式Web:clockenflap.com